腰椎椎間板ヘルニアの症状を改善する運動

腰椎椎間板ヘルニアの症状が出ている場合には、体を前に倒す動作や運動は厳禁です。症状を改善する運動はいくつかあります。

まずは、「X」の字を描くように両腕と両脚を大きく開き、壁に手をついて、お腹から手にかけて力を入れつつ壁を押し、脱力して再び力を入れて、という運動です。背骨を真っ直ぐにして背中から腰にかけての凝りをほぐすことができます。

 

 

痛みを軽くする運動はいくつかあります。壁に向かって両脚を大きく前後に開き、壁を押しながら前の膝を曲げて少しずつ腰を反らす運動です。ほかに、うつ伏せになって肘を曲げ、背中に力を入れないようにして肘をゆっくり伸ばし、腕が伸びきるまで上体を反らす運動も有効です。

 

 

背筋を伸ばし、手と膝を床について四つん這いになり、背骨と骨盤を反らしていく運動もあります。この3つは痛みが軽くなるようだったら続け、痛みが増す場合には即座にやめてください。

 

 

背骨と両脚の付け根をつなぐ大腰筋、骨盤と両脚の股関節をつなぐ腸骨筋を鍛えることも有効です。床に片膝を立てて、もう一方の膝を後ろにつき、片膝を立てた脚に体重をかけつつ、ゆっくり腰を伸ばして体を沈めていきます。